2006年03月20日

カウンセリングのこころ

人は皆、幸せを求め、生きがいを求めて生きています。
だからこそ、時に胸を痛め、こころを悩ますことにも出会ってしまいます。
気持ちが落ち込んだり、決断できなくて困ったり、人間関係で悩んだりした時、あなたならどうしていますか?
誰かに話を聴いて欲しい、と思いませんか?

カウンセリングと言うと、なんとなく怖いなぁ、近寄りたくないなぁ、自分がこころの病気だ、なんて言われたくないなぁ、というような感じを持たれるのではないでしょうか?
カウンセラーに自分のこころが引き出され、分析され、評価され、命令されてしまう、そんな怖れを抱いていないでしょうか?

カウンセリングとは、そういうものではありません。

人は一人ひとり、自分のかけがえの無い人生を歩んでいます。
ひとそれぞれが、自分の人生の主人公です。
人間はよりよく成長しようとする存在であり、自分の持てるものを最高に発揮したいという動機づけをもっている存在だと言われています。
成りたい自分になるー自己実現を目指して、生きているのですね。

そういう力を持った人間が、成長しようとするからこそ、障害や困難に突き当たるのだと、考えます。
その時、その障害を乗り越え、自分の力を十分に発揮できるようになるために、側面からの援助が必要なときが、だれにでもあるのだと思います。
この側面からの援助をするのが、カウンセラーなのだと言えます。

人は不完全だから、成長しようとするのであり、その不完全さゆえに、いとおしく、大切な人生なのではないでしょうか。

強さやすばらしさだけではなく、弱さや悩ましさも入り混じったところに「人間らしさ」があり人間の尊厳もあるのだと、思います。

カウンセラーは、来談者をピタリと元気にしてあげる占い師でもなく、自信満々で問題を解決してあげる裁判官でもありません。
むしろ、ささやかな支えかもしれないけれど、来談者の尊厳に真正面から立ち向かい、共に歩み、付き合い続けていくなかで、来談者自身のちからが発揮されていくのを見届けていく存在なのだ、と思っています。

人生の主人公はあなたであり、カウンセリングの主人公もまた、あなたなのです。


カウンセラーとして、あなたの第3の友人になり、あなたの自己実現 <なりたい自分になること> のプロセスを、あたたかくサポートしていきます。



 

 



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